読み込み中...
読み込み中...
世界文学の中心であり続けたイギリス小説。オースティンの機知、ブロンテの情熱、ハーディの運命観、そして現代イギリスを代表するイシグロへ。社会と個人、感情と規範の織りなす200年の系譜を5冊で読む。
📖 全5冊 · 順番に読むことをおすすめします

ジェイン・オースティン · Pride and Prejudice (1813)
イギリス小説の傑作の代名詞。恋愛と結婚をめぐる鋭い機知とアイロニー。オースティンから始めれば、この文学圏の「型」が手に取るようにわかる。
機知と社会規範——結婚の経済学

エミリー・ブロンテ · Wuthering Heights (1847)
オースティンの社会性とは対極にある、荒野に吹き荒れる情熱の物語。エミリー・ブロンテが描く、理性を焼き尽くす愛と復讐。
情熱と復讐——荒野のゴシック

トマス・ハーディ · Tess of the d'Urbervilles (1891)
ヴィクトリア朝の因習が、ひとりの少女を追い詰めていく。ハーディの運命観と自然主義は、イギリス小説に「悲劇」の深さをもたらした。
運命と社会の因習

W・サマセット・モーム · The Moon and Sixpence (1919)
20世紀のイギリス小説へ。安定した人生を捨てて絵を描き始めた男。モームの語りは、芸術と人生の価値を逆転させる。
芸術と人生の相克

カズオ・イシグロ · The Remains of the Day (1989)
現代イギリス小説の最高峰。人生の全てを「使用人としての忠誠」に捧げた男の回想。抑制された語りが、喪失と悔恨を静かに浮かび上がらせる。
回想と抑制——イギリス的心性